【事例1】
●依頼者:30代女性Iさん(ご夫婦、お子様3人)
●依頼内容:
最近マイホームを購入し引っ越したが、数か月経った今でも引っ越した時の荷物が片付かない状態。前の家から持ち込んだ物がそのままの状態で置いてあるが、夫の物なので勝手には捨てられない。子供も3人いて、洋服・おもちゃ・おむつなどの日用品が多く、片付けてばかりの毎日が嫌なので、どうにかして欲しい。
引っ越しの荷ほどきはされているものの、普段使わない部屋にご主人の荷物が手をつけられないまま放置されていた。リビングには子供たちのおもちゃが散乱していた。
使う物、しまっておく物、捨てる物等、ご主人自身が整理することができるように伝えて欲しいとの希望あり。
ご主人の引っ越しの荷物の荷ほどきをし、本当に今後使う物なのかを考えてもらい、使う物だけを衣類はウォークインクローゼット、趣味の物は本棚、いらなくなった物はリサイクル…とそれぞれの行き先を決めてもらった。段ボールを片付けたことで、ご主人がリモートワークの時に使用する書斎が整った。
●感想:
余計な物を持ちたくない、物を整理したい私と、「いつか・誰かが使うかも」と捨てられない性格の夫。夫は物を分類することが苦手で、いつも「とりあえず」で物を置くため、家は散らかってばかり。なかなか手を付けてくれないので、いつも片付けをめぐって喧嘩ばかりでした。今回外部の人に依頼したことで、夫にも家の状態を知って、片付けについて考えてもらう良いきっかけとなりました。具体的な判断基準や片づけの方法などを教えてもらえたので、今後は自分でも活用できそうです。
【事例2】
●依頼者:50代女性 Sさん(ご夫婦のみ)
●依頼内容
主人の退職が間近となり、主人が家で過ごす時間が増える。2人で快適に過ごせる家にしたい。
子供2人とも自立しているが、それぞれの使っていない物が置きっぱなしになっている。年に1,2回帰省するものの、その中で使用する物は布団程度。親の実家で使わなくなったものが持ち込まれることも多く、本人達が購入した物・使用する物ではないのに、捨てられない物が多くあった。
片付けたいが、本人の趣味の物は一つも捨てたくない。快適な空間をつくるため、普段使わない物をいれておくための収納専用の部屋を整えて欲しいとの希望あり。
2階の普段使わない3部屋を整理したことで、収納専用の部屋、子供が帰省した時に使用する客間、本人の友人を招いた時にくつろげる部屋、とそれぞれの役割を果たせる部屋に整った。収納専用の部屋には、本人の趣味の物だけを収納するための押し入れを用意したことで、夫婦の洋服の衣替えもしやすい収納部屋をつくることが出来た。
●感想
元々は使わない物を収納するための部屋をつくってもらうために依頼したが、片付けが進んで家が綺麗になってくると、「自分のくつろぐ部屋が欲しい」と思うようになった。片付けをしたことで余分な部屋が出来たので、そこにテーブルや椅子を並べて、自分がくつろげる部屋・友人と気兼ねなくゆっくり話が出来る部屋…と自分の居心地のよい空間を作り出すことが出来た。片付けがきっかけで自分の理想の空間や生活に気付き、それを実現できたことが嬉しく、今度夫ともそれぞれの時間を大切にしながら気持ちよく生活していけそうだと感じた。